バツイチ参加ＯＫの婚活パーティーで貧乏オヤジは成功するか？

そして土曜日、その日がついに来たのです。

婚活パーティー当日！

場所は新宿の西口にある大きなビルでした。

そもそも新宿に来るのは久々もいいところです。

普段は自宅アパートから

自転車かバスで移動できる倉庫が中心なので、

街から出ることは滅多にありません。

しかし新宿は眩しいですね。

とにかく

女の子が皆輝いてみえますね～～。

可愛い子が多くて来てはいけない場所に

踏み込んでしまった感覚かな。

相方は待ち合わせ場所に来ていて合流しました。

二人並んで似合わないスーツ姿です。

姪っ子の結婚式に参加する

叔父二人組って感じでしょうね。

そして１０分程歩いてその場所に到着となりました。

平静を装っていますが実は期待と不安で緊張しまくりです。

後悔の念と期待が折り混ざる感覚。

そりゃ女性とパーティーなんて現実味が全くありません。

おもらしとは言いませんが何か不思議な感覚です。

受付に到着しプロフィールカードを受け取ります。

年齢や職業、年収、趣味などありきたりな項目が

並んでいますが我々にとって

職業欄と年収欄はグサッと来るものがありました。

いちおう会社員ってことにして

年収欄は空欄のままにしたのです。

会社勤めには違いないですからね。

さすがに完全な嘘は書けませんし、

オトコとして虚しすぎますよ。

それよりも続々と入ってくる女性に目がいってしまいます。

艶やかに着飾った女性が受付に並び始めました。

それを見てしまうと興奮がおさまりません。

自分たちのスペックは完全に棚にあげ

妄想が始まったのです。

どの子と付き合えるのか？

誰に行こうか？どの子が良いのか？

しかし可愛い！あの子もいいな！あんな子が？

この中の誰かしらと本当に付き合えるんだよね？

してはいけないと思いつつ

ジロジロと見入ってしまったのです。

今回のパーティーは相方がネットで予約してくれました。

年齢層は３５歳以上でバツイチも可のパーティーです。

そのおかげで現実味が帯びるんですよね。

２０代の女性が大勢いてもおそらく気後れしてしまうので

付き合うなど現実味がありません。ガールズバーでは

ありませんし、

愛人探し￥ではないので。。

しかし同世代となれば多少なりとも現実味がでるんです。

そして受付が終了しパーティーが開始されました。

パーティーはズラリと並んだ椅子に女性が座っています。

その周りを囲んで更に椅子が並んでおり男性は話すたびに横へ移動します。

一人あたり話せる時間は３分です。

この３分で決まるとなっては気合が入ります。

そして合図とともに面談がスタートしました。

「こんにちは」

「暑いですねぇ～」

「はい」

「どちらからですか？」

「千葉からです」

「普段休日は何されてますか？」

「映画をみたりーっ、ジムにいってますね」

「アオマさんは？」

「映画は僕も好きかな。あとはアウトドアとかですね」

なーんて、ありきたりな会話が３分間続くのです。

今回のパーティーは男性女性共に

１５名だったため１５回上記のような会話が繰り広げられました。

とにかく疲れました。

第一印象勝負なので無理にでも話さないとならないですし、

妙にテンションを上げており、

前のめりですからね。

こんな状態が15人続くんですから。

ちなみにメディアなどでよく話題になる

年収をずばりと聞いてくる女性は皆無でした。

ほんとにそんな女性なんているのかな？

普通の神経なら聞けないよね。

絶対そんな女性がいたらパスですよー。

そして一旦お開きになりマッチングカードに

気に入った異性を描きスタッフさんに渡します。

私は３名の女性が気に入ったため

３人分記載し提出しました。

その後しばらく経過した後、

スタッフさんからマッチングカードが配られるのです。

人気がある人には多数のカードが渡され

逆に誰からも支持されなければ何もきません。

弱肉強食の世界ですよね。

ワクワクドキドキしながら

待っていたのですが・・・。

来るわけありませんね。

０件です！！

予想はしていましたがホントに0件とは。。。

少しは期待してたんですけどね。

ガッカリです。

まあ、たったの３分では

判断なんて出来ませんからね。

所詮、、、顔ですよ。

そしてフリータイムが始まりお目当ての

女性めがけて突入です。

ここで踏ん張れれば逆転もありえるんです。

しかし。。。

その女性の周りにはどう見ても

私よりもイケメンの男性が

数人順番待ちをしてるではありませんか。

私も負け時じとその女性の周りを

うろうろするのですが一向に空く気配はありません。

かといって他の女性に行こうとするも

既に談笑しており今更入れるはずもありません。

どこを見渡しても談笑が始まっており

いく場所もなく、おろおろするばかり。

完全に取り残されました。

駄目だこりゃ！

そうして初めての婚活パーティーは幕を閉じたのでした。

あーあ。５０００円が。。。

相方も同じように成果もなく

二人でどこも寄らずに帰宅したのでした。

やはりここは我々がくる場所ではありませんね。

スーツの着こなしも見た目も明らかに劣っています。

更にみなさん真剣でした。

年齢が３５以上となれば遊びで恋愛など

できる訳もありません。

失敗は許されないのです。

二人して思ったのはもう二度と

婚活パーティーなんて行くか！！！

でした。。。

①一定の年齢が参加するパーティーは真剣そのものです。

　冷かしやナンパ目的、軽いお付き合いを望む人には絶対に向きません。

②服装はとても大切です。クローゼットの奥にしまったままのスーツなどで

　参加することはやめましょう。

　今どきのスタイルではない上にシワシワでは決まる訳はありません。

　しかも女性は臭いに敏感なことを忘れてはいけません。

③いい年こいた中年が二人で参加すること自体が情けない限りです。

　女性はそういうところを観察しています。

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